ヨモギは餅につき込んで草もちにすることやお灸のモグサを採ることはご存知だと思います。今回はた
またま野原で青々と伸びてきたヨモギを見て使えないかなと思ったのです。上の方の柔らかそうな部分
を採って来ました。ゆでて水に浸しあくを抜き、てんぷらにするとありましたので試してみました。ま
あ食べられますがキク科独特の匂いが強いなと思いました。匂いと書きましたがこれが香と思えるなら
食べるのには心配要らないでしょう。
たくさん摘んできたので近所の家にも分けたところ草もちになって戻ってきました。これは文句なく美
味しく食べました。
なお、残ったヨモギは菖蒲湯にも使われるのでお風呂に入れました。刻んで袋に入れ、沸かしはじめか
ら入れておくとよいそうですが、沸いたところに入れました。袋を揉むと特有の香が出てきます。
体にどのような効果があったのか効き目はわかりませんが湯上りのとき何だか皮膚がさらっとしたよう
に思いました。
12月末のお餅つきのとき近くの堤防に生えているよもぎを摘んできました。茎の固い部分は切り落と
して、水洗いし少量の重曹(炭酸水素ナトリーム)を加えて茹でます。食塩でもよいようですが重曹を
使えばきれいな色合いが出てあくも取れます。そのあと水に1晩晒しておきました。これをフードカッ
ターにかけます。この状態で口にしてみるとややすじが気になりますがつきこめば大丈夫でした。市販
乾燥よもぎよりも香と色合いがきれいです。何よりも自然の材料で只であることがよいと思います。
※草餅に入れるヨモギは4、5月頃に背の高くなった先端の柔らかい部分を摘み採り、上記のような処
理をしてから冷凍保存をすると重宝です。
※その昔は草餅にハハコグサが使われていたそうです。でも色が薄いのでヨモギになっのだそうです。
草餅