ヤドリギはケヤキ、エノキ、ブナ、クリなどの落葉広葉樹に寄生する常 緑小低木です。落葉広葉樹が葉を落したあとにこんもりと丸く繁ってい ます。11、12月頃に半透明の黄色い果実ができます。果肉は粘り気ある ので、鳥は食べた後粘りのある果肉は糞として排泄されその粘り気で木 の枝につきます。枝につくと発芽して、根を樹皮の中に伸ばします。 左はヤドリギの果実、右はそれの皮とねばり気のある果肉です。 下の画像は一面にヤドリギが寄生しているようすです。まるで枯れ木 に花ならぬ葉ですね。 つぎの画像はヤドリギの実をついばむヒレンジャクです。(画像提供はファルーカさんです。) なお、ときに赤い実を見ることがありますが、それは仲間のアカミヤドリギの 果実です。その他に落葉するホザキヤドリギもあります。