植物豆知識の頁 68

ヤドリギ



 ヤドリギはケヤキ、エノキ、ブナ、クリなどの落葉広葉樹に寄生する常

 緑小低木です。落葉広葉樹が葉を落したあとにこんもりと丸く繁ってい
 
 ます。11、12月頃に半透明の黄色い果実ができます。果肉は粘り気ある

 ので、鳥は食べた後粘りのある果肉は糞として排泄されその粘り気で木
 
 の枝につきます。枝につくと発芽して、根を樹皮の中に伸ばします。

 左はヤドリギの果実、右はそれの皮とねばり気のある果肉です。  

  下の画像は一面にヤドリギが寄生しているようすです。まるで枯れ木

 に花ならぬ葉ですね。

つぎの画像はヤドリギの実をついばむヒレンジャクです。(画像提供はファルーカさんです。)
 なお、ときに赤い実を見ることがありますが、それは仲間のアカミヤドリギの  果実です。その他に落葉するホザキヤドリギもあります。
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