植物豆知識の頁 №64

間違った野草名


姫鳥頭は間違いなのだが・・


 

野草の名前を勘違いや読み間違いをすることがあります。図鑑には「キツネノマゴ」となっているのに
「キツネノゴマ」と読み間違える、これは植物名に「マゴ=孫」などと言う不自然なものよりも「ゴマ
=胡麻」の方がそれらしいとする無意識な脳のはたらきからついつい読み間違いをするのかなと思うの
ですが・・。
もっとも「ツルボ」を「ルツボ」にしたり、「ケマンソウ」を「ケンマソウ」としてしまうのは、子ど
もが「エベレスト山」を「エレベスト山」、「エレベーター」を「エベレーター」と言うのに似ている
かなと思います。
そんなことを考えながら、いくつかの野草名の間違いを拾って見ました。ついでにGoogleの検索
で表示されるデータ数も調べてみました。

※( )内が正しい名前
1.キツネノゴマ(キツネノマゴ)770
  植物からゴマを意識してしまうのでつい勘違いするのでしょうか。

2.サンシュウ(サンシュユ)26700
 民謡に「庭のサンシュウ・・」とあるので・・・

3.ケンマソウ(ケマンソウ)33
 読み間違いで起きるのでしょうか・・

4.キチジョウジソウ(キチジョウソウ)104
 ついつい吉祥寺が頭に浮かぶのでしょうか・・・

5.ルツボ(ツルボ)「ルツボ ユリ」として検索186
 ツルボなのに坩堝(るつぼ)をイメージしてしまうのでしょうか・・・

6.アレチノヌスビトハギ(アレチヌスビトハギ)952
 荒地に生えるので「荒地の・・」としてしまうのでしょうか・・・

7.ミゾホウズキ(ミゾホオズキ)637
 「オ」と「ウ」の使い分けがあやふやでの間違のかと思います。

8.カキドウシ(カキドオシ)16200
 通る(とおる)、氷(こおり)などでの「お」を「う」と勘違いしているのでしょうね。

9.フーセントーワタ(フウセントウワタ)22
 漢字は「風船唐綿」、外来語のチューリップのような長音と勘違いかと思います。

10.ネジリバナ(ネジバナ)1090
 俗称として使うのですね。
 
11.アレチノハナガサ(アレチハナガサ)12
 6.と同じ原因と思います。

12.マイズルソウ(マイヅルソウ)57600
 舞鶴草をマイズルとはできないはずが、「ズ」と「ヅ」が混乱されるのでしょうか。
  それにしても検索カウント数がなぜこんなに多いのでしょうか。

13.ボタンズル(ボタンヅル)1020
 12.同様「ズ」と「ヅ」の混乱なのでしょうか・・。

14.フラサバンソウ(フラサバソウ)1
 フラサバソウの「ソ」を「ン」と見てフラサバン+草(ソウ)となったのですかね。
 
15.ホオキギ(ホウキギ)176
 7.と同じ原因と思います。

16.キイロカラスウリ(キカラスウリ)2530
 黄色い実から「キイロ」となってしまうのでしょうか・・・

17.フウロウソウ(フウロソウ)4290
 風露からはフウロウにはならないはずが、響きのよいフウロウになってしまうのでしょうか・・

18.姫鳥頭(姫烏頭)鳥と烏の間違い 204
 ヒメウズの漢字表記の「烏(カラス)」を「鳥(とり)」だと誤認してしまうのだと思います。

※検索でのデータ数には間違いを指摘するものもカウントされています。

今回の間違い調べで、私のHPでの間違いが見つかってびっくり、早速訂正しました。
それは、マチン科のアイナエ、名前には間違いがなかったのですが説明の中でアイナエ属
とすべきがアイエナ属となっていたのです。
誰でもが情報の発信ができるインターネット、それだけに正しい情報発信をすることが
大切であることを思いました。
帰化植物ならぬ奇化植物?にならぬように気をつけたいものですね。

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