ミズヒキ、ギンミズヒキの花をアップで撮影した。花の両側にある紡錘 形、その先からカギ状のものが出ている。これは何か。 カギ状のものは花柱(メシベの支柱)で、その先端がカギ状に変化して 動物などに付着、種子の散布に役立っているのだそうである。 受粉が終われば花柱は花粉管を胚珠にまで伸ばす通路の役目で終わるの が普通である。ミズヒキはそのメシベに再度のはたらきを持たせている のである。花は極小さいので気づかなかったのであるが何と工夫された 仕組みなのか。 はじめは、中央の花が雄花で左右が雌花で、雌雄異花なのかなとも考え てみた。いろいろと調べたがミズヒキが雌雄異花などとは何処にも載っ ていなかった。あるWEBサイトに左右の紡錘形から突き出たものは花 柱でカギは種子散布のためのものであると言うのを見つけた。微細花に 仕組まれた妙を知った。 |