画像が何かがおわかりでしょうか。これはメマツヨイグサの帯化現象です。帯化とは草花の茎が平べったい帯の
ようになることで帯化病と言われる草花の生理障害のひとつです。なぜこのようなことが起きるのか原因は特定
されていませんが、生理的栄養過剰に起因するのではないかと言われています。帯のようになるのは成長点が偏
って増加するために茎が平たくなります。と同時に多くの花をつけます。夏になると山百合の1種であるホウラ
イジユリの花が1本の茎に60〜70もの花をつけたと話題になることがありますがこれも帯化現象なのです。
そして、この多くの花をつけるユリは決まったように農家の庭先などに植えられたもので山野では見られないの
です。画像のメマツヨイグサは人為的に植えられたものではありませんが海岸の埋立地で近くにはゴミが捨てら
れておりその影響などで生理的栄養過多になったのかなと思います。帯化現象は樹木、草花、野菜などにも見ら
れるそうです。ただし、他の仲間に感染するようなことはなくその株においての現象だそうです。なお、この現
象を固定化したものに園芸種の帯化ケイトウがあります。
この帯化現象は、栽培しているモモイロタンポポに起きたものです帯の幅は2cmです。
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